2010年10月27日

広告主の担当者も、もっと(広義の)セミナーに行くべきだと思う。

いつも拝見させて頂いているsmashmediaさんのtweetでふと思い出したことなんですが、広告系のセミナーには広告主からの参加者がいつも少ない印象を受けます(広告代理店、もしくはソリューション事業者の方が多い)。逆に、ASPサービス主催のセミナーなどは当初から広告主を(見込客として)対象としているので広告主の方が多かったりしますが。

自分はその「広告主」の現場(かつマネジャー)という立場の人間なのですが、基本的に、広告/販促/マーケ/PR/SMM/クリエイティブ/ツール/ソリューション/事例セミナーや勉強会/懇親会/オフ会など(区分けはMECEではないですが列挙してみました)に出来る限り参加してみるようにしています。※このご時勢、なかなか経費もおりないのでほぼ自腹で行ってますが(汗


<ここから話題を「広告系」セミナーから「広義のセミナー=講義や勉強会など全般」に広げます>


で・・正直、(広義の)セミナーの中には「当たり外れ」もあります。それは「内容自体が薄い、ネット上で言われていることと大差ない」ような場合と、「自分のサービス・組織」にはそぐわない、の両方です。前者の場合は純粋にがっかりすることもありますし、後者についてはそもそもセミナーで語られる内容は「そのサービス・ソリューション・顧客」がマッチして始めて事例となっている訳ですから、中にはどうアイデアを転がしても自分のところに当てはまらない場合もある。

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と書いたところで、それでもなお自分が重要と思っているのはこの「自分のサービス・組織に当てはめて考える」ということなんです。

セミナーに参加していて、最後の質疑応答などでよく見る光景が「会社の経費で来ているんだから、帰ってすぐ提案に使える内容を知りたい」という意見。でも、それは違うと思います。例えばインプットが中心の(=狭義の)セミナーであれば、それはあくまで「ケーススタディ」。それを自分の置かれている環境にあてはめて、アイデアの種にしたり、社内稟議やクライアント提案のヒントにする、そういう思考法を身に付ける、ことこそがセミナーに参加する意義であり、「お土産」なのではないかと思うんです。

更に言うと、この感覚はネット上に上がっているレポートを見るだけでは決して体験できない。講師の方が話しているその瞬間に頭をフル回転させて、その場で直接、もしくはtwitterでインタラクティブに質問を投げかけてみたりする。このテンポで普段から仕事をしていれば、無駄な会議やブレストはきっと減っていくはず。

また、インタラクティブに行われる勉強会/懇親会のメリットは明確で、「違う現場にいる同じような立場の人たちと意見交換できること」。この関係は会が終わったあとも続いていくし(そういう意味では個人としてで良いので、公開できるtwitterアカウントは持っておいたほうが良いと思います)、同様のことは前者のセミナーでも、隣に座った人と休憩時間などにちょっと立ち話をするだけでも実現できる。

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というように、「(広義の)セミナーに行く」ということは、=参加費や仕事を抜ける対価に応じた「即効薬」を得るということではなく(だからこそ「得るものがなかった」「レポートが出せない」という発想になってしまう)、あくまで自分の現在の組織・サービスにおけるアイデアブレストや社内での通し方などを、(そこで会話した内容だったり、出会った人とのその後の意見交換などを経て)促進させるきっかけ作りなんだと思うんです。

だからこそ、セミナーに参加したら、いつか何かしらの形で(もちろんそれはその場で聞いたことと全くかけ離れていてもいいんだと思います)社内に対して、お客様に対してアウトプットしていかないといけない。そうでないと、社内の上司はいつまでたってもこうした社外の活動すらも「即時的な費用対効果」でしか評価してくれないでしょうから。


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